世の終わりの予言 ルカ21:10~19

「民族は民族に、国は国に敵対して・・・」   ルカ21:10
  このことばは、世の終わりの前兆の一つとしてキリストによって語られたものです。20世紀の初め、人々は世に終わりが来るなんてキリスト者らのたわごととしか思っていなかった。 
 ところが、今日、新聞紙上でも「終末時代」という文字を時々見かけるようになりました。今日の、環境破壊、地球の温暖化、資源の枯渇、食糧危機、凶悪な犯罪、経済恐慌などなど・・、なにか、不気味な、未曾有の悲劇が、天変異変が迫っている予感がします。
 イエスは、2000年前に、世の終わりには「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、大地震があり、方々に疫病やききんが起こり・・・」と、現代の状況をリアルタイムで語っているかのような預言をしておられました。
 神を否定した唯物史観にたった連中が、世界の限りない発展を夢見て「ユートピア」を称えていた時代があったが、それは、もはや昔物語になりました。
 この世は永遠ではなかった。神によって審かれ、終末が予言されていました。今日、世界の状況は、イエスが予言された終わりの日に向かって突き進んでいるように思えてなりません。
  今や人類は、「物質文明」「拝金主義」が「神」にあらず、人類の救世主ではなかったことに気づき、反省し、神に謙虚に救いを求めて帰るべき時に来ているのではありませんか。
   さらに、イエスは弟子たちに向かって「これらの起こる前に」クリスチャンたちの苦難、迫害について明言されています。
  神の子を十字架につけて殺害してしまう「世」は、ますます邪悪さを増して、善良に神を信じて生きていく者たちに、最後の牙をむいて襲いかかってくるだろうとの予告です。
  でも、クリスチャンは「信じる信仰ばかりか、キリストのために苦しめることも賜りたり」と、キリストの道への覚悟をして、たしかなる信仰を堅持していきたい。

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